レバノン料理が美味しいわけ、、、、。
「世界で最も美味しいのはレバノン料理だ」と、いうことを聞いたことがあります。
では、なぜ???
レバノンは地中海に面したアラブの中の小国です。
しかし、アラブとは思えないほど緑が多い国、
人々は1年を通して豊富な種類の野菜と果物を食します。
そうなんです。
レバノン料理には、トマト、ナス、キュウリ、ニンジン、タマネギなどの野菜や、パセリ、コリアンダー、ミントなどのハーブが驚くほどたくさん使われます。また、レモン、オレンジ、リンゴ、ブドウ、サクランボ、ビワ、ザクロなど、みずみずしい果物がいつでも食後のテーブルを彩ります。
さらに、レバノン人は乳製品と豆類と絞りたてのオリーブオイルもふんだんに食べます。 レバノン料理はとっても健康的なバランスの取れた食事なので、体が自然に美味しいと感じるお料理なのです。 夫と二人の子供たちと共にレバノンのベイルートで暮らしましたが、私たち家族は大好きなレバノン料理を食べるたびに、
「レバノン料理はすべ ての料理の原点ではないか?」と話し合っていました。
イエス・キリストが誕生した以前から、人々はこの地をクロスロードとし、文化や貿易を交流させてきました。当然、彼らが食べていたであろう食事もこのクロスロードを通じて各地に広がったに違いないと考えます。
私たちが舌鼓を打っているフレンチやイタリアンも、元をたどれば実はレバニーズだったということもあるかもしれません。例えば、今日イタリア料理として人気の高いパスタのルーツは、中近東のクスクスだったのではないかしら? また、レバノンで食べられている丸いパンは、あらゆるパンの原形なのでは? っと。
ミートボールとライスボール
*日本ではマトンになじみが薄いせいか、食べず嫌いの人も多い気がします。フレッシュなお肉であれば、臭みがなくてほんとうにおいしいですよ。さまざまなハーブやスパイスを使えばさらに風味がアップ。このお料理は、レバノンでも人気の高いマトン料理です。