介護保存食
九州の実父は93歳、糖尿病と心臓病ですが一人で施設で暮らしています。
私は今日は父のために保存食を作っています。
冷凍していつでも彼が施設の部屋で電子レンジで温めて食べれるように1人前弱に小分けして保存袋にいれ保存します。
糖尿病なので糖分を控え、心臓病なので塩分を控えて、、、、。
本当は彼が施設の食事を食べてくれるのが一番好ましいのですが、グルメで入れ歯の父は施設の食事は口に合わず。いつもブーブー、文句ばかり。
「おい、お前、何とかしてくれよ!」
私がこうして食事をせっせと運ぶのはどうかと思うのです。私がこうした父わがままを聞き、彼を甘やかすことが果たして彼のためにいいことかどうか自信がありません。
伯母に相談したら、
「年寄りが文句言うのは、生きている意味を見出すためよ。
文句を聞いてくれる人がいるかを確かめているだけ、、、。
誰かがわがままを聞き入れてくれる間は、まだ生きていていいなだと安心するのよ!」
なるほど、
父より2才年上の伯母が言うのだから間違いない。
こういう考え方は私の年では発想すらない。
私が食べたいと思うものが、父も食べたいもの。
今日は私はペンネのアラビアータが食べたい気分だったので、少し多めに作って保存した。負担がかからないように保存食をつくる。
負担を感じれば親との距離を感じることになる。
楽に考えることが親の介護の原則だと思うのです。